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ニュース・パレード(News Parade)は文化放送をキー局としたNRN加盟32局の共同制作で、平日の17:00 - 17:15に生放送しているワイドニュース番組。1959年5月1日放送開始。 == 概要 == その日一日の日本国内、世界各地で起きた様々な事件・話題を、NRN加盟ネットワーク32局はもとより、共同通信社・時事通信社からも協賛を取り付け、各社から提供された取材音源や記者・アナウンサーによるリポートなどを交えて紹介する。 日本のラジオニュースで取材音源を使ったものは貴重であり、後述のJRN『ネットワークTODAY』と共に、「全国ネットの2大取材音源ニュース」という捉え方をすることがある。 また、その季節やイベントに対応したシリーズ企画も放送している。年始、夏期には各局が制作を担当した企画ニュースを伝えている。毎年これらのニュースを厳正に審査し、「ニュースパレード賞」という表彰が行われている。〔清水克彦公式ホームページ「ニュースパレード賞受賞式」 〕 現在文化放送を含む多くの局はフロート番組(ワイド番組内の内包)として放送されている。 2009年、ニュースパレード放送開始50周年記念「ニュースパレード50年」で、50年間の出来事を各局の企画・制作で放送した。その際に、出来事があった当時の音源も再放送した。 この番組は戦後日本を代表する、様々な大事件のスクープにも直面した。NRNの公式ウェブに掲載された代表的なものとして、以下がある。 *吉展ちゃん誘拐殺人事件:当時、捜査当局の決めてがないまま泳がされていた犯人の動向を徹底的に追跡し、犯人に独占インタビューを敢行。この声がきっかけとなり、凶悪事件の「声紋」の導入にも繋がった。 *三島事件:1970年市ヶ谷駐屯地に立てこもった三島由紀夫らをQR取材班が在京民放で、最初に取材。バルコニーでの大演説の収録に成功し、後に各放送局の事件特集の音源として活かされた。 *イラン・アメリカ合衆国大使館占拠事件の学生へのインタビュー:1980年、当時緊張状態にあったイラン・イスラム共和国のテヘランにあるアメリカ大使館に番組取材班が潜入し、大使館を占拠した大学生への独占インタビューを敢行。 *大平首相急逝:1980年の衆参ダブル選挙期間中、大平正芳(当時の内閣総理大臣)が遊説中に病に伏した。6月12日、虎ノ門病院入院中の彼の病状が悪化したという情報を基として、幹事長・桜内義雄を突撃電話取材しそのインタビューをした際、大平急逝の一報が伝えられ、この音源をそのまま放送し政治界に衝撃が走る。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ニュース・パレード」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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